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COLUMN睡眠時無呼吸症健診(SAS健診)の重要性
睡眠時無呼吸症健診(SAS健診)の重要性
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睡眠時無呼吸症(SAS)とは
無呼吸症についての詳しい説明はコラム「睡眠時無呼吸症(SAS)とは」も参照していただければと思いますが、ざっくりと説明すると「寝ている時に呼吸が止まってしまうので、酸素の低下と眠りの浅さが出る病気」です。
その影響で
・慢性的な寝不足になる。
・病気が増える。
この2つの側面が問題になっています。日本人の有病率は10%位と言われており、決して特別な病気ではありません。
無呼吸症があると
・判断力が飲酒時と同じ位低下する
・交通事故を起こすリスクも飲酒運転と同程度まで上がる
・高血圧症や糖尿病といった成人病のリスクが3～5倍上がる
・脳梗塞や心筋梗塞のリスクも上がり、突然死のリスクも8倍程度上がる
といった統計データが出ています。
SASは自分で気づける？
当院を受診する方の中には、「息苦しくて目が覚める」や「いびきで目が覚めた」と無呼吸を自覚して来院する方もいますが、多くの方は「家族から指摘された」「旅行先で相手に指摘された」「SAS健診で引っかかった」ために来院しており、自分では気づいていない方も多いです。そのため、自覚が無くても健診でチェックする事が重要です。
SASに気付かないままだと
SASは思考力、集中力、判断力、計算力、運動能力とあらゆるパフォーマンスを落としてしまいます。仕事効率の低下から労働生産性が落ち、ミスや労災事故につながります。その結果、休職・離職や会社の風評被害にもつながってしまいます。
想像してみてください。職員の1割がお酒を飲みながら仕事している会社に、あなたは仕事を頼みたいですか。
国土交通省の通達
SASが引き起こす交通事故が多いため、国土交通省も本腰を入れてきています。
2003年 ＳＡＳ対応マニュアル
2007年 「睡眠時無呼吸症候群（ＳＡＳ）に注意しましょう」
2010年 事業用自動車の運転者の健康管理の対応マニュアル
2015年 「自動車運送事業者における睡眠時無呼吸症候群対策マニュアル～SAS対策の必要性と活用～」
2020年 「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律の一部を改正する法律」が施行
と徐々に罰則を引き上げ、SASの居眠り運転で事故を起こした時、企業がSAS健診を行っていない場合は企業にも責任を追及するようになりました。
この流れを見ると、近い将来には飲酒運転と同じ扱いになっていくと思います。
どんな治療をするのか
重症SASの方はCPAPによる治療が世界的な標準治療です。CPAP治療が始まった当初は機械も大きく音もうるさかったですが、今は本当に静かな機械になりました。CPAP治療を行うことにより
・病気のリスクは無呼吸症が無い人と同じ位まで改善。
・日中の眠さも改善。
・治療の副作用もほとんどない。
と、なぜ治療しないか分からないレベルです。ぜひ取り組みたい所です。
治療のメリット
治療をすることによって
企業にとって
・従業員の健康を守れる。
・せっかく育った職員が居なくなるのを防げる。
・仕事上のミスが減る。
職員にとって
・パフォーマンスが向上し、生活が充実する。
・ライフプランが向上する。
・健康寿命が延びる。
・夫婦仲も良くなる。
とお互いにいい事づくめです。
健診を行う際の流れ
まずは当院にお問い合わせください。業種、社員数、予算、希望内容に応じて一緒にオーダーメードで健診計画を立てることも可能です。
標準コースの場合の流れ
担当者様の方で受診者リストを作成していただきます。出来上がったリストは当院とも共有させてください。
当院から担当部署宛に人数分の健診機器を郵送します。(受診が多い場合、機器の取り違えを防ぐために回数を分けることをお勧めしています。)
担当部署で機器を受診者に渡してください。
受診者は機器を自宅に持ち帰り、機器をつけて寝てもらいます。
担当部署で受診者から機器を回収し、当院に郵送してください。
当院が機器のデータを解析し、結果を担当部署に送らせていただきます。
健診で無呼吸症が疑われる方は、当院にいらして頂ければ保険診療で対応させていただきます。
当院のSAS健診コース
お任せコース：16500円/人
健診者と直接機器をやり取りし、結果のみ事業所に送らせていただきます。
事業所の業務を減らしたい企業様向けのコースです。
長期間コース：13200円/人
検査機器を長期間貸し出すコースです。
長距離運転手など、出社機会が少ない職種・企業様向けのコースです。
標準コース：8800円/人
一番スタンダードなコースです。郵送で担当者様と機器をやり取りし、結果をまとめて郵送いたします。
当院お渡しコース：7700円/人
郵送せず当院内で機械をお渡し・回収するコースです。
当院に近い事業所様向けのコースです。
社内講演
当院は社員教育にも積極的に取り組んでおります。社員教育の一環として、社員向け・経営者向けのSAS講演も行っております。
SAS健診は経営者、健診担当者、社員が一丸になって取り組む必要があり、そのための土台となればと考えております。講演のみの対応も可能ですので、御希望の方はご連絡ください。
「健全な企業は健康な社員から」
渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニックは、企業の健康増進、生産性向上により「豊かで活力ある日本」の再生を目指し取り組んでおります。
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