コラム

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どんな人に無呼吸症は多い?

2022.11.08

睡眠時無呼吸症はどんな人に多いと思いますか。

良く皆さんがイメージするのが、太ったおじさんだと思います。そしてこのイメージはおおむね正しいです。無呼吸症の人の2/3に肥満があり、女性より男性に多い病気です。また加齢により増えてくる病気でもあります。

男性の場合、就職や結婚を機に体重が増え、その頃から日中の眠さを感じたり、いびきを指摘されるようになったりするパターンが多いです。学生時代にラグビーや格闘技で首を鍛えていた人は要注意。筋肉が脂肪に置き換わり、無呼吸の原因になる人が多いです。

 

一方で無呼吸がある人が全員太っているかというとそうではありません。2/3に肥満があるということは、1/3は太っていない人になります。では、痩せていても無呼吸になるのはどんな人でしょうか。

 

痩せていても無呼吸になる人の特徴の一つとしては、喉が狭い事が挙げられます。鏡に向かって口を開けてみてください。口蓋垂(いわゆる喉ちんこ)が舌と重なる人は要注意です。

もう一つの特徴として舌が大きい事が挙げられます。舌が太くて無呼吸が起こるのは肥満の人に多いですが、舌が長い人も無呼吸を起こし易いので注意が必要です。また背が高く指が長い方も要注意。成長ホルモンは背をのばすだけでなく、舌も大きくするので無呼吸の原因になります。

あごが小さく下あごが引っ込んでいる様な、アイドルやモデルに多い小顔の人も無呼吸症を起こしやすい骨格になります。

 

生活習慣にも注目してみてください。

アルコールやたばこは無呼吸を悪化させるだけでなく、睡眠の質も落としてしまいます。睡眠が悪い人の中には、昼間眠いからタバコを吸う、夜眠りたいからお酒を飲むといった行動で悪循環になっている人も多く、注意が必要です。

 

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渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック

楠 裕司

 

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