コラム
COLUMNInBodyで定期的に体内バランスを見直すのは効果的。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
今年から当クリニックコラムを楠先生と一緒に看護師長今井も担当することになりました。不慣れではございますがどうぞよろしくお願い致します。
ということで、今年初は今井の記事でスタートでございます。
あっという間のお正月でしたね。皆さま、どんなお正月を過ごされましたか?お仕事の方もいらっしゃったと思います。お疲れ様でした。お正月と言いますと、親戚が集まりお祝いムードでついつい食べ過ぎたり、飲み過ぎたり、夜更かししてしまいますよね。私もお正月休みで体調や睡眠環境を整えるつもりが、気がつくと完全夜型人間になってしまっており、夜間の食欲を抑えられずに食べちゃいましたっていう負のループに突入しています。今日はいろんな誘惑を振り切って、早く寝ようと思います。
ところで
InBodyって知っていますか?
トレーニングジムによく置いてありますよね。ジムに通われている方にはお馴染みの機器になると思います。筋肉量や体脂肪量(率)などを測る機械です。
当院は医療用InBody770を設置しております。
患者様の身体の状態を把握し、治療効果や療養指導にも役立てています。
全身状態を数値化し比較できるものとしてはかなり厳密でエビデンスの強いものになります。
診療・臨床研究に最も多く使用される
医療用の標準モデルInBody770
InBody770は従来の体成分項目に加え、体水分情報をより詳しく分析します。
結果用紙は体成分・体水分の2つの様式から選択し、40個以上の豊富な結果項目から
研究目的に見合った項目を選択することができます。
測定前の準備
Step 1
InBodyの電解ティッシュで手の平と足の裏を拭きます。電解ティッシュを使用することで伝導性が高まります。
Step 2
素足になって体重計に乗ります。かかとを丸い電極に合わせてください。
Step 3
測定者のIDと個人情報を入力します。IDを入力すると測定結果が保存されます。個人情報の身長と性別は省略することもできます。次に「確認」ボタンを押して測定を開始してください。
Step 4
手電極を握って親指は丸い電極に当ててください。
Step 5
腕をまっすぐに伸ばし、体に接しないようにします。測定中は正しい測定姿勢を維持しながら、動いたり、喋ったり、笑ったりしないでください。60秒で計測終了です。測定が完了すると、結果用紙が印刷されます。
当院では、対面診察の患者様にInBodyの計測をお勧めしております。
InBodyは体内の筋肉量を計測し、体重や脂肪量、水分量、タンパク質量などの比率をデータ化できる機械です。
定期的に計測することで体の変化をご自身で認識して頂けます。また患者様と数値を共有することで、問題点や目標を共有し、ともに取り組んでいきます。
当院のデータ活用方法
CPAP導入後は、睡眠の質が向上し夜間の低酸素も改善するため、日中パフォーマンスが上がります。体内のバランスも整っていくため、徐々に健康的になっていくのが通常です。人それぞれですが、治療により体重、体脂肪、筋肉量、タンパク量にも変化が生じます。1か月ごとに計測し、数値化することで治療効果や継続意欲に繋げて行けるようお手伝いさせて頂いています。測定した結果用紙はアプリでご本人へデータとしてお渡ししています。用紙でもお渡し出来ますので必要な時は遠慮なくお申し出ください。また、オンライン診察中の患者様にもぜひ当院にお立ち寄りいただき、測定をお勧め致します。ご不明な点がありましたら、遠慮なくお話しくださいね。
ではまた次回・・・