コラム

COLUMN

大豆と睡眠の意外な関係

2023.02.02

明日は節分。「鬼は―外、福はー内」と豆まきをする家庭も多いのではないでしょうか。

邪気を払い、無病息災を願う節分ですか、多くの地域では大豆をまいていることと思います。

 

大豆による無病息災は言い伝えや言霊だけではなく、本当に免疫力も上げる事は御存じですか?

 

 

大豆による効果

大豆にはトリプトファンが多く含まれています。トリプトファンは「幸せホルモン」であるセロトニンの原料になります。セロトニンは頭をスッキリさせ、自律神経を整える働きがあり、心身を元気でポジティブな状態に導いてくれます。

さらにセロトニンは「睡眠ホルモン」であるメラトニンの材料になり、睡眠の質を向上させます。良質な睡眠は免疫力の向上につながります。

 

つまり大豆を食べる事が無病息災につながっていくのです。

 

 

大豆製品はいつ食べるのがいいのか

朝食で食べるのをお勧めします。朝に大豆製品を食べる事でトリプトファンを摂り、日中に十分セロトニンを作る事が夜のメラトニン分泌につながります。朝体温を上げる事は覚醒にもつながるので、朝に減塩の味噌汁を摂る事は特にお勧めです。

 

 

さらにセロトニンを作るには

代表的な方法は

・太陽の光を浴びる

最も手軽な方法は日光を浴びる事です。網膜が光を感じる事でセロトニンが活性化されます。3000ルクス (コンビニエンスストアの明るさ位です) 以上が必要なので、家の電灯では不十分です。ぜひ外に行きましょう。

 

・リズム運動をする

ウオーキングやジョギング、自転車こぎなどの運動がお勧めです。それ以外にも朝食をリズム良く咀嚼して食べたり、吐く息を意識して深呼吸をするだけでも有効です。ポイントは「ながら」ではなく、「集中」して行う事。ぜひ取り組んでみて下さい。

 

・人とのスキンシップをとる

人とのふれあいやマッサージ、エステなどは「愛情ホルモン」であるオキシトシンを分泌させます。オキシトシンが増えるとセロトニン神経を刺激し、セロトニンも活性化します。肌が触れなくても心のふれあいでも分泌するのではと注目されているので、家族や友人とのおしゃべりもぜひ取り入れてみて下さい。

 

今年はコロナだけでなく、インフルエンザも流行しておりますが、大豆を使った免疫力アップで無病息災を願いたい所です。

 

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